ゴキブリ退治にはやっぱり殺虫スプレー?アルコールが効くって本当?

ゴキブリは、足が速い。チカラが強い。生命力がすごい。

ゴキブリは俊足ランナー

ゴキブリはとても足が速くて、1秒間で体長の50倍の距離を移動できるって、知ってましたか?

人間の身長に換算した場合、危険を察知したゴキブリのスピードは、なんと時速300Km以上になります。

新幹線よりも速い計算になるんです!

発見しても、なかなか仕留められないのも、うなずけることろですね。

ゴキブリは咬む力も驚異的

ゴキブリって、咬むんです!!

咬むときの強さも規格外です!

エサがない環境にあると、強靭な咬合力を活かして共食いをはじめるのです。

また、テレビやエアコンなど電化製品のコードをかじって漏電させたり、電化製品内に潜入してはフンや死骸が原因でショートを引き起こしたりすることもあるんです。

コードをかじるのは、ネズミだけかと思いきやゴキブリもそんなことするんですね!!

なんといっても、驚異の生命力!

2億5千万年以上前には、すでに存在していたと言われているゴキブリは生命力が驚異的です!

チャバネゴキブリは世代交代のスピードが速いので、最近では、薬剤の効かない抵抗性チャバネゴキブリが増加して、問題になっています。

1匹のメスが生涯に産むのは500匹前後と、繁殖力も驚異的です!

なぜたくさんのゴキブリが日本にいるのか?

実は、食べ残しが多いことが大きな要因となっているようです。

なんといっても、日本は、食料廃棄率が世界一ですから・・・。

ゴキブリのメスは1度の交尾で何度も産卵でき、そのたびに“卵鞘(らんしょう)“と呼ばれる、複数個の卵が納められているカプセルを産み落としていきます。

その卵鞘がとても硬い殻に覆われているので、殺虫剤の薬剤が中まで届きません。

卵の段階での駆除は難しいため、結果として、すさまじいスピードで繁殖してしまうのです。

卵鞘の大きさは、平均で長さ12mm・幅5mm・厚さ3mm。

一般家庭でよく見られるクロゴキブリの1卵鞘中の卵数は22~28個。

産卵回数は一生に15~20回。

25個入りの卵鞘を20回産卵したと仮定すると、1匹のメスが一生に産む子どもの数は500匹。

考えただけでぞっとしますね。

ゴキブリの繁殖を食い止めるには。。

当たり前の話ですが、繁殖を食い止めるには

卵を産む成虫のメスを駆除する必要があります

しかし、それも一筋縄ではいきません。

巣を見つけて駆除しよう思っても、ゴキブリの巣は大変分かりづらい場所にあります。

狭くて、暗くて、湿気の多い場所を好むゴキブリは、床下や屋根裏や壁の間に潜んでいることが多いからです。

一般家庭の、家屋の中に巣を作ることは、あまりない・・・というところは救いなのでしょうか。

ゴキブリは、視力が弱いのに逃げ足が速い?

逃げ足が速いゴキブリですが、基本的に視力は悪いので、人間に換算すると視力は0.1程度しかありません。

それにも関わらずゴキブリがスリッパや丸めた新聞紙を避けることができるのは、空気の流れを感じとる気流感覚毛が発達しているためです。

尻尾のようなこの気流感覚毛で人間が手を振り下ろしたときの風を感じとり、目の代わりである長い触角も活用して、俊敏に逃げてしまいます。

また、お部屋の換気をして風の流れをよくすることでゴキブリは気流感覚毛で風を感じ危険な場所だと判断すると、寄り付きにくくなります。

虫が嫌いだからと、お部屋を締めきってしまうことは、逆効果なのです。

  • 空気清浄機があるから
  • エアコンをつけているから

それでは、お部屋の空気は回りません。

虫が嫌いな方ほど、一日数十分は換気をしてください。

結局どうやって退治する?

見つけたゴキブリがメスだった場合、死ぬ間際に産卵することもあるので要注意です!

子孫を残したいという本能があるのしょうか。

スリッパや、丸めた新聞紙で叩くなんてもってのほかです。

メスの持っている卵鞘が割れて中の卵があちこちに飛び散ってしまうかもしれません。

そんなゴキブリの急所となり得るのが

気門

と呼ばれる部位です。

ゴキブリは人間のように肺呼吸しておらず、気門と呼ばれる複数の穴から空気をとり込んで呼吸しています。

実はピカピカ黒光りしているのにも理由があるのです。

自身のカラダを水をはじく、ワックスのようなもので覆って、気門がホコリや汚れで塞がらないようにしているのです。

なので

洗剤や油をかけて気門を塞ぎ窒息死させる。

それは有効な手段です。

    

ですが、お部屋の中で、洗剤や油を使ってしまうと後始末が大変です。

また、市販のピレスロイド系の殺虫スプレーにも、大量の油が含まれています。

室内で噴射しまくると、お部屋が油だらけになってしまい、ゴキブリにとっての神経毒のため、死ぬ間際に苦しんで、油だらけになった体で部屋中を暴れます。

ますます、お部屋が汚れちゃいますね。

大活躍のアルコールスプレー

そこで、活躍するのが高濃度の消毒用アルコールスプレーです。

瞬間に蒸発するため、虫にかけると虫の体温を急速に奪っていきます。

さすがのゴキブリもイチコロです!

また、部屋中で、どれだけまき散らしてもすぐに蒸発するので、お部屋が汚れません。

汚れるどころか綺麗になるだけです。

但し、薄すぎても濃すぎてもいけません。

虫退治には、70~80%の濃さが良いです。

      

一度お試しください。

一般家庭のゴキブリ駆除に毒餌をおすすめしないワケ

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