コウモリの弱点ってあるのでしょうか?
コウモリが自宅に棲み付いてしまったら?早めの対策が必要ですね。
光に弱いって本当なの?
コウモリは光そのものを嫌がるのではありません。
光を反射するCD、DVD、アルミホイルなどを嫌がります。
よく軒下などに吊るしてあるのを見かけますが、あのようにすることで、飛んでいるコウモリが出している超音波を錯乱させることができるのです。
コウモリは超音波の反響で周りを把握していますので、超音波が錯乱してしまうと方向がわからなくなり、嫌がって避ける傾向があるようです。
ミントの香りに弱いって本当なの?
コウモリはミントの香りを嫌うとの噂がありますが、はっきりとした真偽は今だに不明です。
ただ、ミント系の芳香剤を置いても大して効果はないようです。
芳香剤程度では、臭いが弱いためでしょう。
ですが、ハッカの臭いを嫌うのは本当のようなので、ハッカ油を利用してみてはいかがでしょうか。
このハッカ油はミントをとても強力にしたような臭いがします。
人体には無害ですので安全ですが、猫の身体にはよくないとされていますので、よく調べたうえで使うかどうかを決めてください。
ハッカ油をエタノールと水で薄めたハッカスプレーにしてコウモリがいる巣穴に吹きかけると、一時的に逃げていく効果を期待できます。
紫外線に弱いって本当なの?
コウモリが夜行性なのは、紫外線が苦手なわけではなく、明るいうちに出ていくと天敵に狙われやすいためです。
コウモリの目はほとんど見えていないため、超音波を頼りに飛んでいます。
そのため、明るくても暗くても関係ありません。
天敵がたくさん飛んでいる昼間よりも、夜間に行動するほうがコウモリにとって安全なのです。
ただし、暗いところにいるコウモリに強力な光を当てると、目を回すことがあるようです。
目がくらんでしまったということなのでしょうか。
効果的な退治方法は何があるの?
コウモリが家に住み着いてしまうと、夜中の物音や糞(フン)などに大変悩まされますよね。
退治をしてしまいたいところですが・・・。
コウモリは鳥獣保護法で保護されていますので、無許可で駆除することはできません。
触れることでコウモリの持っているウィルスに感染していまうこともあります。
ではどうしたらよいのか?
コウモリの弱点をついて追い出すしかないのです。
ネズミ用のバルサンや蚊取り線香をコウモリがいる屋根裏などで炊くと、煙と共に出ていきます。
ただ、出ていってもそのままだとまた入ってきますので、コウモリが戻ってこないように侵入口を塞ぐことが大切です。
まずは、侵入口を探してみましょう。
コウモリを寄り付きにくくする対策として、使えるのが磁石なのです。
磁石はコウモリの感覚を狂わせますので、嫌がって寄ってこなくなります。
100円均一などで売っている強力磁石をコウモリが寄ってきそうなところへ設置しておくとよいでしょう。
コウモリ忌避剤ってなに?
上記の方法とは別にコウモリ忌避剤と呼ばれる、コウモリを追い出すための専用の薬剤もあります。
3つのタイプがありますが、それぞれメリットデメリットがあります。
スプレータイプ
コウモリが嫌がる臭いが入っており、生息場所などにかけると逃げていきます。
・メリット
初心者でも簡単に使うことができて、スプレーですので小さな隙間からでも、棲みかに吹き込むことができます。
・デメリット
スプレーの効果は一時的なもので、約3~6時間です。
戻ってくる前にすばやく、侵入口を塞いで対策を行う必要があります。
コウモリは羽を広げると大きく見えますが、実際はとても小さいので1㎝の隙間があれば入ってこれますので、小さな穴でも塞いでおかなくてはいけません。
錠剤タイプ
コウモリが嫌がる成分が入っている薬剤です。
生息場所に撒いて使います。
・メリット
錠剤の効果はスプレータイプよりも長く1か月ほどは持ちます。
ただ同じく一時的なものですので、効果が切れる前に別の対策も必要です。
・デメリット
即効性がありません。
スプレータイプと併用することですぐにコウモリを追い出すことができます。
スプレーでコウモリを出だして、侵入口を塞いだら、錠剤タイプを置いてコウモリ対策を強化しましょう。
近づきたくない・イヤな臭いのする場所だとコウモリに学習させることができれば、コウモリは寄り付きにくくなります。
ジェルタイプ
視覚・臭覚・触覚・味覚の4つの感覚を刺激してコウモリを追い払います。
・メリット
効果は1~2年持ち、忌避剤のなかでは一番有効期間が長いです。
・デメリット
設置するのに少し手間がかかります。
場所にものすごく執着するんだけど?
何をしても、コウモリが場所に、執着する場合は、巣にコウモリの子供がいるせいかもしれません。
生まれたてのコウモリは1カ月たたないと飛べないので、追い出す時期は、に合わせて行うことが大切です。
そうでないと、親コウモリだけを追い出して子供のコウモリを閉じ込めてしまい、死骸を屋内に放置してしまうことになりかねません。
生きたコウモリでも、ノミやダニ、トコジラミなどを持っている場合がありますが、死骸にも繁殖する可能性があります。
自分でのコウモリ対策を成功させるためには、出産時期である6月~8月を避けることをおすすめします。
コウモリがなかなか退治できない時は?
コウモリの弱点を利用しても、なかなかコウモリを追い出せない場合があります。
とくに日本でよく見られるのはアブラコウモリという種類ですが、このアブラコウモリは体長がわずか4~6センチです。
体が小さく柔らかいため、1.5センチほどの隙間でも入ることができます。
私たちでは気づけない小さな隙間を見つけて入ってきますので、すべての侵入口を見つけて塞ぐのは困難かもしれません。
そこまでとなると、業者に依頼した方が結果的には、安く・早く解決できることが多いです。
コウモリを追い出して侵入口をすべて塞いでくれるだけでなく、糞の清掃や消毒までを行います。
コウモリを一時的に追い出すことは簡単ですが、戻ってこないように対策できるかが問題です。
まとめ
コウモリを見つけたらなるべく早く対処することが必要です。
コウモリは非常に繁殖力が高い生き物です。
放置しているとあっという間にものすごい数に増えていきます。
自分でコウモリを一時的に避けることは簡単にできますが、また戻ってきて繁殖してしまうようでしたら意味がありません。
結果的に長引かせることになってしまうのです。
とりあえず、お困りの際はご相談くださいね。
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