ナメクジって、実はカタツムリと同じ?

ナメクジってどんな生き物?

ナメクジ(蛞蝓)は腹足綱有肺類(ふくそくこうゆうはいるい)ナメクジ科の軟体動物(なんたいどうぶつ)に分類されるそうです。

フクソクコウユウハイルイってなんだろう?

腹足綱(ふくそくこう)とは軟体動物が多く属するもので、巻貝を持つものが多く分類されているようです。

サザエなども同じ仲間になります。

有肺類(ゆうはいるい)とは、エラがない代わりに外套腔内に血管が集まっていて、空気中の酸素を取りこむ肺の役割を果たすものを持っている種類のことだそうです。

つまりは、ナメクジは虫ではなく、陸産貝類とよばれる貝の仲間で、殻は退化してしまったものだそうです。

貝類というのは、軟体動物の事で、地球上の生き物の中では昆虫類、節足動物の次に種類が多く8万種もいるそうです。

カタツムリも同じ仲間なのですが、貝が無いだけではなく、体の作りも違います。

ちなみにナメクジもカタツムリも雌雄同体です。

南アフリカには体長20cmを超える巨大ナメクジが見つかっています。

これは各動画サイトやTVにも取り上げられていいます。

主な特徴は、色は茶色や肌色ではない黄色で、通常陰茎は白色なのですが、この種類では黒色です。

その大きさや色などから別名「バナナスラッグ」と呼ばれています。

山野にはヤマナメクジという大型種がいて、体長は10cm以上にもなります。

体は分厚くて、触角は短いのが特徴です。

沖縄の山地には別種ヤンバルヤマナメクジもいます。

ナメクジはどうやって増える?

ナメクジは卵で繁殖します。

透明のビーズのような、水滴のようなきらきらした小さな卵を土の中に産み付けます。

雌雄同体(しゆうどうたい)なので、2匹のナメクジが交尾をしてお互いに精子を相手に注入して、お互いがどちらも産卵することができるのです。

すごいですね!

しかも単体でも生殖は可能です。

単体では、卵が少なくなったり、孵化することができない場合もあるようですが。。

一度に50個ほどの卵を産み付けます。

一生のあいだに4回ほど産卵して、200個ほどの卵を産みます。

ナメクジの名前の由来

ナメについては滑らかに移動することからという説が有力なそうですが、「舐める」ように這うことからではないかという説もあるそうです。

どちらもそんなに変わらない気がしますが・・・・。

クジについては、植物の上を動いた後が、えぐられているように見えることから、あけるえぐるという意味の「くじる」でから来ているとする説があるそうですが、定かではないようです。

けど、くじるなんて言葉、あまり聞いたことないですよね。

漢字では「抉る」と書きます。

意味は

  1. 穴に棒などを押し込んでかき回す。
  2. えぐって中の物を取りだす。
  3. 穴をうがつ。

というような意味だそうです。

この場合2番のえぐるの意味でしょうか。

また3番のうがつもあまり意味がわかりませんね。

ちなみに足をくじくは、挫くと書くので、また別の言葉になります。

色々ある!ナメクジの呼び名

別名として

  • ナメクジラ
  • マメクジリ
  • マメクジラ
  • ナメラクジ
  • ナメクジリ

などがあるそうです。

昔はカタツムリナメクジと呼ばれていたそうです。

そこで今、ナメクジと呼ばれている生物はハダカナメクジと呼ばれていたそうですよ。

カタツムリという名前ができてよかった気がします。

ナメクジの被害

ナメクジは雑食性です。

幼体・成体共に野菜(植物)の葉などに、おろし金で削ったような穴をあけます。

幼体も生体も大きさが違うだけで見た目は、どちらも似たような姿をしています。

夜行性なので、日中は落ち葉やプランターの裏側や、石に蔭に身を潜めて夜間に濡れた葉や花を食害します。

野菜に発生するナメクジですが、その他にも草花や、柑橘系(かんきつけい)の果樹にも寄生して被害を発生させることがあります。

野菜の栽培地付近にこれらの植物が植えられているときは、注意した方が良いでしょう。

野菜が成長してからは、少量のナメクジが発生しても、甚大(じんだい)な被害が出ることはあまりないのですが、幼苗には注意が必要です。

秋野菜の植え付け時期に秋の長雨の時期が重なると、ナメクジが好む環境になってしまうため、大量に発生することがあります。

そのまま駆除せず放置してしまうと数日で、植え付けた苗が全滅してしまうこともあります。

その見た目もあって、家屋へ侵入されると、気持ちの良いものではありません。

また、寄生虫や病原菌の宿主となっている場合もあります。

ナメクジのやっかいなところは、日中は身を隠して見つけにくい所にもあるようです。

ナメクジが発生する期間と発生の条件は?

ナメクジの発生時期は3月~11月頃の多湿時期になります。

春から秋を通じて1年中見かけますが、発生する時期は春(5月)の1回だけで、後は幼体から成体へ半年ほどかけて大きくなっていきます。

ナメクジが発生する条件は、多湿で長雨が続く時期、霧が発生する時期です。

秋から春にかけて落ち葉の下に半透明の卵を数個ほど産み付けます。

ナメクジが発生する原因は?

ナメクジは乾燥に弱いので、落ち葉や小石など、太陽に当たらない隠れ家が多く、散乱している管理が悪い畑ほど発生しやすくなります。

周囲に柑橘系の果樹が植えられていたり、雑草が生い茂っていたり、することもナメクジの発生原因になります。

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